起きて半畳寝て寝袋〜ミニマリストまでの道程

波乱万丈の末辿り着いた持たない暮らし

身の丈以上は身につかず

   資本主義社会に暮らす上でおカネを遣う事って簡単にさまざまな快感を得られがちで御座いまして、更には優越感なんて言う愚にもつかぬものまで付いてきます。

かく言う私もかつてはどっぷりとその価値観に頭の先から足の先まで浸かり随分と恥ずかしい行動、言動etc...思い出しただけでも顔から火が出そうになります。

札束を目の前に詰まれたり分不相応な好条件を提示されたりして目の色変えて自身のプライド、主義信条etc...あたかも無かったかのようにコロっといっちまう輩、男女問わず散々見てきました。

しかしながら札束を目の前に詰まれようが好条件を提示されようが何しようが動じない人って言うのも世の中には僅かばかりおります。
瞳の奥に凛としたものを携えてますよねそういう方は。

まあ大概の人間は持ちなれない身の丈以上のお金掴んじゃうと一時はそりゃもう舞い上がっちゃって我が世の春を謳歌致します。

有象無象、美男美女、美味い投資話を持ちかける詐欺師やら、会った事のない親戚一同まで極上の笑顔を携えてやって来ます。
調子乗り過ぎて我が世の春は初夏を迎える辺りから夏、秋すっ飛ばして厳冬に突入!
あれだけ居た太鼓持ちも取り巻きも、毟りとるだけ毟りとったら知らん顔、貸した金取り戻そうにも可愛い彼女に連絡しようにも連絡が皆取れない、取れないところか肝心の携帯電話も料金未納で止められちゃった‥なんて惨状を迎えた輩たーくさん見てきましたよ。

まあ身の丈以上のものを持っちゃったら潔く社会に還元するなり、あえて慎ましく生きるなりするのが利口ですな。
お金持ったからって背が伸びる訳じゃなし、飯が10人前食える訳じゃなし。

まさに起きて半畳寝て一畳天下獲っても二合半、足るを知るですな。

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ラーメン屋での愚業に及ぶ某成り金
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